ふくらはぎがつる、こむら返りは下肢静脈瘤の初期症状の可能性も
ふくらはぎがつる(こむら返り)は、下肢静脈瘤の代表的な症状のうちの1つです。
健康な方でもふくらはぎがつることはありますが、1週間に1回以上の頻度で起こる場合には、一度当院にご相談ください。
また、以前には頻回に起こっていたが、最近は起こらないという場合は、病気が以前より悪化している場合が多くあります。自然には決して治らない病気ですから、安心せずに当院にご相談ください。
その他の初期症状
- 足がむくむ・むくみ、しびれがひどい
- 足がだるい・疲れやすい
- ふくらはぎがだるい・痛い
その他の症状
- 足の血管が透けて見える・浮いて見える
- 血管が浮き出てコブができている・ボコボコしている
- 足が変色している・皮膚が炎症を起こしている
ふくらはぎがつる、こむら返りの場合の検査
問診、触診を行った上で、超音波検査を行い、診断します。
超音波検査では、主にあしの付け根からあし全体を丁寧に観察します。痛みやレントゲン被曝はありません。すぐに軽症・中等症・重症の診断ができます。
1週間に1回以上の頻度でふくらはぎがつる、または、以前はよくつっていたが、最近は治ったという場合には、お早目に当院にご相談ください。
ふくらはぎがつる、こむら返りの場合の治療法
下肢静脈瘤が見つかった場合には、超音波検査によってその重症度を診断します。その上で、重症度に応じた治療を行います。
当院では、日帰りでのレーザー治療や最新のグルー治療もおこなっています。
重症の場合:レーザー治療 (本幹+側枝)
中等症:レーザー治療 (本幹) /グルー治療
軽症:圧迫療法(弾性ストッキング)、硬化療法
※逆流の程度が重症であるにもかかわらず硬化療法を行った場合、一時的に改善したように見えても、その後再発・悪化します。