足の血管が透けたり浮いているのは下肢静脈瘤の症状
足の血管が透けている、浮いて見えるというのは、下肢静脈瘤の代表的な症状です。うっすら透けて見えるという場合には、比較的軽度の静脈瘤です。クモの巣や網目状に見えることもあります。奥に大きな静脈瘤が隠れているかもしてません。
その他の症状
- 血管が浮き出てコブができている・ボコボコしている
- 足が変色している・皮膚が炎症を起こしている
静脈が透けて見える場所
下肢静脈瘤によって静脈が透けて見えることの多い場所をご紹介します。下肢静脈瘤の症状が出る場所としてよく知られたふくらはぎ以外にも、症状は出現します。
- ふとももの内側、外側
- 内側のくるぶし
- 膝の裏側
- ふくらはぎの内側
- お尻と脚の境目のあたり
足の血管が透けて見える・浮いて見える場合の検査
問診、触診の上で、超音波検査を実施します。
超音波検査では、主にあしの付け根からあし全体を丁寧に観察します。痛みやレントゲン被曝はありません。すぐに軽症・中等症・重症の診断ができます。
足の血管が透けて見える・浮いて見える場合の治療
足の血管が透けて見える・浮いて見える原因が下肢静脈瘤にあった場合には、その重症度に応じた治療を行います。
当院では、日帰りでのレーザー治療や最新のグルー治療もおこなっています。
重症の場合:レーザー治療 (本幹+側枝)
中等症:レーザー治療 (本幹) /グルー治療
軽症:圧迫療法(弾性ストッキング)、硬化療法
※逆流の程度が重症であるにもかかわらず硬化療法を行った場合、一時的に改善したように見えても、その後再発・悪化します。