足のむくみやしびれは下肢静脈瘤の初期症状の可能性も
足のむくみ、しびれは、下肢静脈瘤の初期によく見られる症状です。
むくみについては、一日中の立ち仕事をした日などにも起こる身近な症状です。下肢静脈瘤の場合は、午後から夜間にかけて症状が強くなる傾向があります。
思い当たる原因(その日に限って一日中立ち仕事をした等)がないのに足のむくみがある、あるいはしびれがあるという場合には、お早目に当院にご相談ください。
その他の初期症状
- 足がだるい・疲れやすい
- 足・ふくらはぎがつりやすい・こむら返り
- ふくらはぎがだるい・痛い
その他の症状
- 足の血管が透けて見える・浮いて見える
- 血管が浮き出てコブができている・ボコボコしている
- 足が変色している・皮膚が炎症を起こしている
足のむくみやしびれの検査
問診、触診の上で、超音波検査を行います。
超音波検査では、主にあしの付け根からあし全体を丁寧に観察します。痛みやレントゲン被曝はありません。すぐに軽症・中等症・重症の診断ができます。
足のむくみやしびれの治療法
下肢静脈瘤が見つかった場合には、その逆流の程度を超音波検査で正確に把握し、重症度に応じた治療を行います。
当院では、日帰りでのレーザー治療や最新のグルー治療もおこなっています。
重症の場合:レーザー治療 (本幹+側枝)
中等症:レーザー治療 (本幹) /グルー治療
軽症:圧迫療法(弾性ストッキング)、硬化療法
※逆流の程度が重症であるにもかかわらず硬化療法を行うと、一時的に改善したように見えますが、その後再発・悪化します。